この記事では、GoogleChromeなどですでに登録されているパスワードを確認したり、保存するか聞かれない場合に再度保存することができるようにするための方法を説明していきます。
GoogleChromeを使おう
まず、インターネットを閲覧するソフトとして、Microsoft EdgeやFirefoxなど様々なブラウザがありますが、Googleが開発しているGoogleChromeブラウザを利用しましょう。
GoogleChromeは、パソコンで消費するメモリが多いという点もありますが、普段ウェブサイトやサービスを通じて作業している人やGoogleの関連サービス(GmailやGoogleカレンダー等)を利用している人は、とても相性が良いブラウザです。
さらに、Chrome拡張機能という、ブラウザに機能を追加することができるので、自分好みにブラウザをカスタマイズして利用することができます。
世界トップクラスの企業であるGoogleが守ってくれるという安心感もありますので、ぜひGoogleChromeを使っていない人は利用してみてください。
●●●と伏せ字なっているパスワードを確認する方法
まず、上の画像のように、サービスのログイン画面にて、メールアドレスやIDは平文で表示されていますが、パスワードは「●●●●」と伏せ字で表示されています。
この「●●●」となっている部分を明らかにする方法をご紹介していきます。
簡単に流れを説明すると、デベロッパーモードで該当の部分のHTMLで、「inputタグ」の「Type」を「text」にすることで平文にすることができます。
デベロッパーモードやHTMLタグに馴染みの無い方は、以下の画像付きの説明を見ていきましょう。
ステップ1:Chromeデベロッパーモードを利用する
まず、平文にしたい「●●●」のパスワード部分をドラッグして選択し、その選択している部分の上で、右クリックから「検証」をクリックします。すると、デベロッパーモードの機能が表示されます。
ステップ2:input タグの type=”password”を”text”へ変更
ステップ1で、あらかじめパスワードの部分を選択していたので、上記のようなプログラミングコードがたくさん表示されていると思います。
ここで、確認していただきたいのが、予め選択していた部分に該当するコードが、灰色になっている点です。
そして、この灰色の中身を抜き出してみると以下の用になっています。
<input autocomplete="off" placeholder="Password" class="slimOutLineTextInputGray" required="required" type="password" name="user[password]" id="user_password">
サイトごとに少し内容は異なると思いますが、着目していただきたい部分は以下の赤い太字の部分です。
<input autocomplete="off" placeholder="Password" class="slimOutLineTextInputGray" required="required" type="password" name="user[password]" id="user_password">
選択していた部分は、「input」フィールドで、タイプは「password」となっています。これは、インプットフォーム要素の中のテキストの表示タイプをパスワードタイプ(=つまり伏せ字にすること)に設定してあることがわかります。
GoogleChromeのデベロッパーモードでは、このコードを直接操作することで、表示されている内容を書き換えることができます。
具体的には、type=”password”を、type=”text”に変更してみましょう。つまり、パスワードタイプ(伏せ字)から通常のテキストタイプ(平文)に変更するということです。
変更後テキスト(type=”password”を、type=”text”に変更)
<input autocomplete="off" placeholder="Password" class="slimOutLineTextInputGray" required="required" type="text" name="user[password]" id="user_password">
すると、下の画像のようにパスワードの入力場所に設定されているパスワードが通常のテキストとして表示されました。
このようにすることで、あなたがすでに利用しているサイトで、伏せ字になっているパスワードを思い出せない時、平文(通常のテキスト)に変更することができました。
ぜひ、あなたの利用しているサービスでも試してみてください。
Chromeに保存されたパスワードを確認する方法
GoogleChromeでは、IDとパスワードを入力するサービスにログインするたびに、GoogleChrome自信にパスワードを保存することができます。保存することで、次にログインしようとする時に、わざわざ入力する必要がなくなります。
しかし、ふとした時に自分がどのように設定しているかわからなくなることが有り、思い出せないと言うと記があると思います。
その時にChromeに保存されているパスワードを確認する方法をご紹介していきます。
ステップ1:Chromeのパスワードを確認ページへ移動
GoogleChormeに保存されるパスワードは次のURLの中に保存されています。
GoogleChormeで保存されいるパスワード一覧: chrome://settings/passwords
このURLへの別の行き方は、Chrome画面の右上「︙」をクリックして、「設定」をクリックします。そうすると、Chromeの各種設定メニューが表示されるので、 左メニューの「自動入力」をクリックして、「パスワード」の順に進みます。
ステップ2:目的のサイトを検索する
あなたが調べたいサイトを一覧から探し出すか、ドメインの一部を検索してヒットするものを選びます。
サイトのURLごとに保存されている情報が表示されます。
ステップ3:パスワードを表示する
対象のURLが見つかれば、右側にある目玉のマークをクリックすると、端末のパスワード認証が表示されるのでパスワードを入力すれば表示させることができます。
正しくパスワードが表示されました。
ぜひ、一度お使いのデバイスで試してみてください。
再びパスワードを登録できるようにする方法
新しいサイトでパスワードを登録すると、Chromeがパスワードを保存するか質問してくるので、保存することができますが、もし「保存しない」を選択したら、二度と聞かれなくなります。
時期が経って、やはり保存したくても、ページを開いても保存できない状態になるので、覚えさせたくても覚えさせられないということがあると思います。
これをもう一度覚えさせる事ができるようにする方法をご説明します。
パスワードの一覧のリストの中に、「常に保存しない」と選択したサイトのリストが表示されます。この右側に表示されている「✕」印をクリックすると、「常に保存しない」リストから削除されますので、次にアクセスした際にパスワードを保存するか聞かれるようになります。
そのタイミングで保存してみてください。
ぜひ、自分がどのサイトでパスワードを保存しない設定にしているか確認して、再度アクセスしてみてください。
その他の注意事項
その他、パスワードを取り扱う上で大切なこととして、いくつか注意点があるのでぜひ心がけておきましょう。
- パスワードは人に伝えない。伝えなければならない状況になったら、伝える前か用事が終わったらパスワードを変更しましょう。
- 「パスワードを忘れた方」から再設定。わからなくなってパスワードを思い出したり探したりする時間がもったいないので、困ったら再設定を行いましょう。
- 登録のIDやメールアドレスはできるだけ統一。パスワードだけでなく、どのIDやメールアドレスで登録したかわからなくなることが稀にあります。複数のメールアドレスを使っている人は特に注意しておきましょう。
- 二段階認証は機能があれば設定しておく。二段階認証はセキュリティを更に強化するための重要な機能です。設定できるサービスであれば手間でも設定しておきましょう。
こちらの記事もあわせて読んでいただければ、どのサイトにどんなパスワードを設定したか忘れず利用することができるようになります。
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